
2010年1月5日
おきなわんミュージック
心地よい音色
カタカタッ、カチャッ、カタカタッ、カタカタカタカタッ。
社内では、静かにキーボードをたたく音が鳴り響く。夕方17時頃でしょうか。
ラジオから、心地のよい三線の音色と共に、彼らの優しい歌声がふわ〜っとからだに流れ響いてきた。「あっ!この曲、知ってる!『島心(しまぐくる)』だ。」と、いつの間にか、南の島の浜辺にでもいるような、そんな気分にさせてくれる曲。彼らの曲を聞くと、もりもりと元気が出てくるんですよね。
そんな、“彼ら”とは、一体誰??ご存じの方もいらっしゃるでしょう、数ある沖縄インディーズバンドの中で今、と〜っても熱いバンド、「バーボンズ」です。
LD&Kレーベルに所属しており、同事務所には、「ガガガSP」、「GOLLBETTY」、県内では「かりゆし58」がいらっしゃいます。
彼らのプロフィールをご紹介しますと、
爽やかなハイトーンのボーカルYASUと、巨漢!ラガースタイルのTAKANOのツインボーカルが特徴の6人組バンド。
バンドの名前も、「お酒ではなく、俺らの音楽に酔ってほしい!!」という由来らしいですから、とことん熱いですね。
キャッチーな楽曲と共に、明るく爽やか、そして見事に面白いキャラ集団です。
2007年、1st.SINGLE『放課後』のリリース以降、沖縄の主要レコード店では4週連続チャートで1位を獲得するなど急成長を遂げ、今年11月には2nd ALBUM『年中無休』をリリース。
久米島の久米仙、森永カルシウムの達人などのCMソングにも抜擢され、沖縄県内で幅広い年齢層から絶大な人気を誇り、沖縄のインディーズシーンを引っ張る存在として活躍。
LIVE活動も幅広く、県内外を飛び交い、バーボンズの音を発信し続けるバンドです。

バーボンズ
私がそんな彼らと出逢ったのは、9年前のこと。当時、メンバーの2人と私は同じバイト仲間だったのです。仕事の合間、一緒に音楽の話をするうち、彼らのバンドのことを知るように。さらに、自主制作CDを発売したと聞き、レコード店へ足を運ぶようにもなりました。
お店に並んでいたのは、いろんなミュージシャンとのコラボCD。ジャケットから手作りで、アナログ感満載の作品でした。その中に収録されていたバーボンズの曲、『SUMMER SHOWER』は、沖縄らしく夏にぴったりで、彼らの熱い想いが刻まれた曲。
当時、手作り感にあふれていたその曲は、現在、1st ALBUM『BOMBER LAND』にも収録されていますが、そこから聴こえてくるのは、まさにプロのサウンド。地道な活動をコツコツと積み上げてきた9年の月日の中で、彼らのサウンドが進化していることに、ウルルとなったのを覚えています。
沖縄の音楽の特徴&魅力
では、ここで少し、沖縄の音楽についてふれてみますね。
沖縄の音楽や、音には独特な音色があります。そうです、あの音「琉球音階」。
鍵盤で「ドレミファソラシド」と弾いた時に、「レ」と「ラ」を抜いた、「ドミファソシド」と奏でる音。
この音階は、インドネシアなど、東南アジア地方でも一部存在するそうですが、この琉球音階を奏でる場にいると、会場が、伝統的な琉球文化の薫りに包まれるのです。
私が普段暮らしている沖縄の生活の中では、空港、ユイレール、街の公設市場の中やお土産SHOP、道を歩けば三線の音。民謡を唄うおばぁ達。そういう音が、街のどこかしらで流れているからでしょう、愛着感があり、音が身体に染みついてます。そして、バーボンズの「島心(しまぐくる)」はというと、今までとは違う、沖縄の一面を初めて歌った曲。歌詞はもちろん、三線や太鼓(エイサー)も取り入れ、より沖縄らしい曲に仕上がっています。
彼らの音と、沖縄の音色とのハーモニーが、聴く人々の心を暖かくさせ、優しくさせ、懐かしくもさせ、癒してくれる。この曲を聴く誰もが、そう思うでしょう。そこがまた、彼らの魅力のひとつだと思うのです。
沖縄の音楽の特徴&魅力
ところで、沖縄のバンドって、どれくらいいるのでしょう?
あらゆるジャンルのバンドが存在する中、私が調べる範囲では高校生バンドも含め、インディーズバンドで300組位(推定)です。
インディーズバンドでこの数、アマチュアやメジャーも含めたらトータル的には、とんでもない数ですね。その数ある沖縄インディーズバンドから、メジャーデビューを果たし、全国で活躍しているアーティストは沢山います。
ちなみに、インディーズとメジャーの違いはどういったものでしょうか?
一言でいうと、レコード会社の流通の違い。「テレビの音楽番組に出演したり、ドラマの主題歌に選ばれる、大きなステージでライブをする」というのは、メジャーバンドの特徴です。メジャーとして活動すると、より多くの人たちに、自分たちの音楽を聞いてもらえる機会が増える。けれど、どうしても売れる音楽に焦点を合わせなければならないこともあり、もともとやりたかった自分たちの好きな音楽とは離れてしまうバンドも多いようです。
その点インディーズの方は、自分たちの音楽性を大切にできるといいます。ですので、メジャーデビューの話があっても、あえてインディーズを選んで活動しているバンドも多いようです。どちらの音楽スタンスでも、バンドの魅力は様々。小さな島国、沖縄から全国へ世界へと羽ばたく姿には期待がふくらみます。

LIVEの様子
創りだす
数年前、沖縄支社では、Spice Music所属の「Heaven's Hemp」の1st.MINI ALBUMのCDジャケットデザインを手掛けました。東京本社では、同Spice Music所属の「Dirty Old Men」のPV・CDジャケット・ポスター、Webなどなど、トータル的にクリエィティブプロデュースを行っております。
Dirty
Old Menのヴィジュアルコンセプト、「絵本のようなぬくもり」を表現したヴィジュアルは必見ですよ!
音楽に限らず、ない物を0から創りだし、発信し、人に何かしらの影響を与えること。 その一つのものが出来あがるまでには、相当の試行錯誤、時間や苦労も重なるのでしょう。しかし、全ての事がArtであり、Artistの美しい個性なんだとおもいます。
また、私たちの仕事も、なにもない場所から、様々なノイズをひろい集め、それを形にし価値として見いだしていくことに喜びを感じています。そこからまた人々へ良い影響となりつながることを、日々願うばかりです。
2009年11月、バーボンズが「年中無休」をリリースしました。彼らが年中無休に音を刻み続けるそばで、私も年中無休にアンテナを張り巡らせて、受信し、発信していくんだッ!と、心に刻むのでした。カタカタカタカタッ、カチャッ。
Archives
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- ⇒ Okinawa→世界を駈ける?! (2009/07/15)
- 今号の担当:ARAKAKI
- 所属部署:沖縄支社 クリエイティブ局
- 趣味・特技:
バレーボール、ギター(初心者)
キャンプ、バイクで転んだ時の受け身



